今回は高齢者施設で、ご利用者様の義歯が使用できなくなった場合、管理栄養士がどのようなことをしているか書きたいと思います。
具体的な内容というよりは、初級編なので、物足りなく感じる方もおられるかもしれません。
本文に入る前に少しプロフィールを🥰
『今日が最後の一口になるかもしれない』
『涙(悔し涙、嬉し涙)を力に変える❣️』という気持ちで老健で10年以上働かせて頂いております現役の管理栄養士です😋🍽🥰
施設で働いていると、使用している義歯が使えなくなる事ってありせんか?
訪問歯科さんが帰った直後とか、1週診察が飛んでしまう時に限って壊れるのは施設での『あるある』ではないでしょうか🤣
うちの施設での義歯が使用でき無くなるケーストップ3
義歯が使えなくなるケースとは?
①ひっかけていた歯が折れる、抜ける、緩んで落ちてくる
虫歯で折れたり、抜けたりして義歯をひっかける歯がなくなるケースが1番多いです。また、義歯が緩くなり落ちて来てしまうケースも多いです。
②紛失
これも意外と多いですよね!ティッシュペーパーに包んで保管してたことを忘れてしまってそのまま捨ててしまう。小さい部分義歯で何かに紛れてなくなってしまう。ってことも多いですよね。
稀なケースですが、義歯が見つからないと思ってお部屋やフロア、ごみ箱など探しても見つからず
「もしや!?」と思って念のため病院へ行きレントゲンを撮ってもらうと。。。
飲み込んでいた!!ということがありました。
小さい義歯ならまだしも、「よく飲み込めたな」というぐらいの大きい義歯を飲み込まれた方もおられました。
ほんと注意しないといけないですよね。
10年以上勤務させて頂いておりますが、義歯飲み込み事件は4件ありました。(うち2件がレントゲンで発覚、あとの2件は自力で出せました)
③破損
介護士さんが落として割ってしまうことも稀にありますがご利用様が投げたり笑
え?そんなきれいに真ん中で割れる?っていう状態で割れているものも見たことがあります。
まず義歯が破損して困ることは、
食事形態はどうする?
って事だと思います。
そのまま形態変更ぜず提供する場合と、形態を落として提供かの2つだと思います。
変更の有無に関わらずまずする事は3つ
- 残存歯の確認
- 口腔内の確認
- 唾液の量や粘度!
残存歯の確認
どのぐらいの歯があるのか、奥歯はあり噛み合わせはあるのかを確認します。
自分の歯や使用できる義歯、噛み合わせが合っていれば、ほぼ形態変更はしていません。
口腔内の確認
義歯が合っていなくて口内炎が出来ている方や、舌の乾燥が強い方などは看護や歯科に繋げるために観察したりしています。
また義歯が出来てからの形態変更や元に戻す際、次回の見直しのタイミングで注意するようにしています。
唾液の量と粘度
これは正直今までした事がなかったし、私には難しい観察ポイントだと思いますが、最近知り合った管理栄養士さんが実際されているとのことで私も出来る様になりたいと思いポイントに入れさせてもらいました🥰
口腔内の観察と同じになるかもしれませんが💦私にはな今発想だったので、あえて入れさせてもらいました。
以上のことを持って判断していますが、私はほとんどが使用できる歯で判断しております。も
ちろん、その方の食べるスピードや認知面なども介護さん、看護さんと話し合って決めていますが話し合いの大半は『歯の有無』になっています。
この他にも、このポイント大事だよ!ってところあれば教えて頂ければ幸いです🥰
お読み頂きありがとうございました😊
今日も食事に携わる皆様が、無理しすぎないよう楽しく過ごしましょうね🙋♀️